2009年10月23日 横須賀新港 平成21年度 海上自衛隊観艦式 予行2 
  参加写真(3)

唐突に、平成21年度海上自衛隊観艦式の予行2に参加できる事になり、横須賀に宿を取って、大海原に出てみようという・・・。
その際の写真を公開致します。

平成21年度海上自衛隊観艦式 予行2

2009年10月23日 相模湾沖合 午後1時00分頃

飛行艇が去ると、次に現れたのは、海上自衛隊の主力機であるP-3C。
3機編隊を組んで、我々の前に飛んできました。

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「ひゅうが」のマスト越しに現れた姿です。

ちなみに、「ひゅうが」のマストには、海上自衛艦旗と共に「海将補旗」が翻ります。

護衛隊群司令官座上を現す旗です。


日本は、P-3Cのビッグカスタマーです。

約100機ものP-3Cを運用するのは、アメリカを除いて、日本以外にはありません。

韓国は8機程度、オーストラリアでも10数機しか運用していないんですから。

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クリーン状態のP-3Cですね。下部には何も搭載していない姿が良く判ります。


すぐ近くを通過した様子が判るかと思います。第3航空隊所属44号機。

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ターボプロップエンジンの音を響かせて飛び去りました。


さて、観艦式では、海上自衛隊の機体だけが飛んでくる訳ではありません。

航空自衛隊のC-130Hが、前方から3機編隊で。大きいので、遠くてもかなりのサイズに見えます。

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凄い迫力ですな。


このC-130Hの塗装は、イラク派遣時のライトブルー。第401飛行隊所属機。

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航空自衛隊の小牧基地から飛んできたんでしょうな。


ちょっと遠いけど、F-2の3機編隊。なんと、青森県三沢基地から飛んできた。

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少しスピードが速かったので、コンパクトデジカメで撮ろうとしていた方からは、「撮れ~ん!!」との声が。


続いて茨城県百里基地から、第305飛行隊のF-15。

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3機編隊。F-2よりはゆっくりしたスピードでしたな。適度に間隔を開けるようにしてきたのでしょう。


ふと右舷側を見ると、おお!「AOE-425 ましゅう」が。海自の大型輸送艦です。

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まだ新型なので、あまりお目に掛かれない艦ですな。最近では、同型艦の「AOE-426 おうみ」と共に、インド洋の給油活動に従事してました。


回頭終了後、直進中にこんな水柱が。

実はこれ、前方を航走している「ゆうばり」と「ゆうべつ」からの「ボフォース・ロケット弾発射」の着弾。

この前には、「はたかぜ」、「さわかぜ」の「祝砲発射」の音も、聞こえてたんですけど、祝砲は煙だけだからねぇ。

ボフォースはちゃんと訓練弾が着弾するので。

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この辺りは、軍艦系イベントでも有数の眺めですな。


前に見えるのが、観閲艦隊と随伴艦隊。この列に見やすい位置に発射している訳ですな。

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遠い・・・。シーフォグの感じが判っていただけるでしょうか?


前に見えたので、ちょっとアップで、「DD-112 まきなみ」を。

私が乗った「DD-113 さざなみ」と同型艦。

向こうからこっちを見ても、同じ感じだったろうな。(笑)

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随伴艦隊の先頭だったので、観閲艦隊越しで、逆にボフォースとかは見えにくかったかも?


さて、我々の出番?!

前方を走る「ひゅうが」と、私の乗る「さざなみ」の甲板より、SH-60Kが発艦。

艦首を風に向けて航走している間に離艦します。

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「ひゅうが」からは、前後2機が、「さざなみ」からは後部ヘリ甲板から1機が同時に離艦。


2009年10月23日 相模湾沖合 午後1時30分頃

「ひゅうが」と共に、我らが「さざなみ」もSH-60Kを発艦。すぐに前方まで進出してきました。

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”HS発艦”の見せ場は、この進出で終わりではなく、前の艦隊まで飛んでいって、近距離を飛びぬけること。

でも、「さざなみ」に乗ってる我々は、この瞬間こそ、見所ですな。


SH-60Kシーホーク改は、日本にしか無い機種。

なにしろ、三菱さんの開発機ですので。

通常の米海軍が使っているSH-60Jよりも、機体が前後に長い。

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装備的には、米海軍で言うとSH-60Sとか、HH-60Fとかに近いかな。

でも、オリジナリティとしては、この機体の方がありますかね。


さて、続いての訓練展示は、ミサイル艇のフレアー投射。2隻の「はやぶさ」型ミサイル艇が接近!

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前が、余市防備隊第1ミサイル艇隊所属の「PG-827 くまたか」、後ろが佐世保基地第3ミサイル艇隊所属の「PG-826 おおたか」。

「くまたか」は、以前に小樽で見学させて貰ったなぁ。


フレアー投射!!!!

派手に破裂して、赤外線を放射しながら煙を撒き散らします。

その中にミサイル艇が隠れる様子が判りますなぁ。

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かなり長い時間、この煙幕と赤外線放射が持続します。

高速で走っているミサイル艇が、複数回発射するので、もしかして、訓練展示の中で一番派手に見えたかも。


続いて、US-2飛行艇の模擬着水。

この日は、模擬ということで、実際には着水はしませんでした。

そのまま、低空飛行で艦隊の前まで出て、飛び去っていったのでした。


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写真の奥に移っているのは、「ぶんご」と基本的に同型艦の「MST-463 うらが」。

なぜ判るかというと、「ぶんご」にはある艦首の76mm速射砲が無いから。(笑)


こちらは、US-1A飛行艇の模擬着水。こちらも同様に、艦隊の前まで低空飛行で抜けて行きました。

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思いっきり遠いのですが、300mmでようやくこのサイズ。でも、飛行艇が大きいので、形は判るなぁ。


P-3Cからの対潜爆弾投下。これまた遠いけど、右側になんとか水柱が上がっているのが判る。

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P-3Cが爆弾倉を開けているシーンなんか、実際に見たことないので、近くで見たかったけど、贅沢は言えんので、自重。(爆)

訓練弾なのにも関わらず、音&振動が「さざなみ」にも来ました。


更には、P-3Cのフレアー投下シーン!こりゃ凄い!大型機なので、かなりの投射量&迫力。

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遠距離でも、この感じはビックリ。フレアーの燃え方も激しい。海面に落ちても、ちょっとの間燃えてました。


ホバークラフトであるLCACの演技。高速で海面をすべるように走る様子が判りますね。

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これで、全部の訓練展示が終了。あとは、相模湾から浦賀水道を通って、横須賀へ帰るだけです。


そんな時に、周りを見てみると・・・うわー、全部、海上自衛隊の艦艇やね。

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ま、こんな感じの観艦式でございました。


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