2012年10月14日 横浜港 海上自衛隊 観艦式(2)

2012年海自最大のイベント、平成24年度観艦式当日。友人と共に乗り込んだのは、横浜港に停泊していた、海上自衛隊潜水艦救難艦「ちはや」。DSRVを搭載する、特殊な艦艇に乗艦できるのみならず、なんとそのまま、観艦式に参加するとは、何たる幸運!その一部を写真でお届けしていこうと思います。

横浜港 観艦式当日(2)

「DDH181 ひゅうが」がやってきた。上甲板には人がびっしり。凄い数ですな。その上空を、広報撮影のSH-60Jが飛来。それにしても、あの広い甲板の上が埋まるくらいの人って、何人くらいの規模で載せたんだろ?

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さあ、観艦式開始!どんどん集まってきた艦艇が、徐々に接近。海自さんの妙技、単縦陣形。動力も走行性能も違うのに、きっちり等間隔に合わせてゆく。

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先頭は、護衛艦「DD115 あきづき」。この年に配属されたばかりの最新鋭艦。なんといっても艦橋上部のアレイ・レーダーが特徴的。ミニ・イージスとでも言うべき汎用護衛艦。基本艦形は「なみ」型踏襲ですな。

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続いて、「DDG171 はたかぜ」。ベテランのミサイル搭載型護衛艦ですね。「かぜ」型も長く使われてきましたが、既に老朽化で廃艦になってきました。残るはこの「はたかぜ」と「DDG172 しまかぜ」。

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「DDH143 しらね」。観艦式観閲艦の「DDH144 くらま」の同型艦ですが、次のDDHが出来上がると交代で用廃予定。これが最後の観艦式ですかね。

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「DD110 たかなみ」。「なみ」型のネームシップですね。均整のとれた艦形は、汎用護衛艦の美形を強調します。

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続いて来たのは「DD111 おおなみ」。「たかなみ」の同型艦ですね。

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そして、「DD102 はるさめ」。「あめ」型の2番艦ですが、「あめ」型が「なみ」型の原型を作ったので、「なみ」型の後に続いてきても違和感ないですな。

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「DDH182 いせ」。「ひゅうが」の同型艦です。高い上甲板が全通式なので、外部の構造物が無い分、のっぺりしてますな。

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「DD156 せとぎり」。「きり」型は、最近、地方隊に移籍していますが、この「せとぎり」は護衛艦隊所属艦。後期「きり」型はまだまだ現役に留まるようです。

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「DD128 はるゆき」。「ゆき」型は、海自護衛艦の中で最大数が建艦された艦艇です。この「はるゆき」は、2014年に除籍されたので、これが最後の観艦式でした。

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こちらも「ゆき」型の1隻「DD132 あさゆき」。こちらは佐世保の地方隊艦艇になってます。でも、外洋型の艦形は、他の艦艇に遜色ない出来だと思います。

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さて、続いては潜水艦隊の登場。1隻目にやってきたのは「SS504 けんりゅう」。「SS501 そうりゅう」型のAIP機関(非大気依存内燃機関)搭載潜水艦です。

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2014年に発表された話では、今後はAIP潜水艦は建造されないらしいので、この型以降は電気推進になるのかも。

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「SS594 いそしお」。1つ前の型ですね。でも、日本の潜水艦は更新が早いので、この型も少しすると新型に更新されていきます。

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「MST464 ぶんご」。掃海母艦として活躍する、要の1隻ですな。日本の掃海活動は、世界でも最高の練度を誇っています。

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上空を広報撮影のSH-60Jがやってきました。こういう撮影も観艦式ならではですな。

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掃海艇「MSC688 あいしま」。「すがしま」型の掃海艇ですね。日本の近海掃海に働く、仕事師で御座います。

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こちらも掃海艇「MSC690 みやじま」。このクラスが、一番掃海艇として息の長いシリーズになりますね。

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「MSC603 たかしま」。「ひらしま」型の掃海艇3番艇で、実は海自最後の木造掃海艇となりました。

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「MSC604 えのしま」。「えのしま」型は、先の「たかしま」に続く新世代の掃海艇で、世界最大級・海自掃海艇初のFRP船です。

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「LST4003 くにさき」。「おおすみ」型輸送艦の3番艦ですね。

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そして、「くにさき」に積載されているホバークラフト揚陸艇「LCAC」。何しろ飛行機並みに速い。凄いしぶきを上げて爆走!

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我らが余市防備隊の第1ミサイル艇隊に所属する、お馴染み「PG827 くまたか」。顔馴染みに会うと、うれしいですね。(笑)

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こちらは、佐世保所属の「PG829 しらたか」。ま、同じ系統の艇ですので、同じ列になってます。

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「DD158 うみぎり」。この日は、海外艦艇のホストシップとして、各国艦艇のカウンターパートを務めてました。

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海外からの1隻目は、オーストラリア海軍のフリゲート艦「FFG-03 シドニー」。米海軍のフリゲートと同じ艦形ながら、色味のせいか、ちょっと新鮮かも。

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珍しい所で、シンガポール海軍の揚陸艦「パーシステンス」。シンガポール海軍艦艇の中では大きい方で、元々あまり大きな海軍を持っていないのに、観艦式に出てくれたのは、タイミングが良かったかららしいです。

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ご存じ米海軍の「CG-67 シャイロー」。イージスシステム搭載ミサイル巡洋艦として、横須賀に配備されている第7艦隊の要の1隻。

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さて、前を走っていた「ASE6102 あすか」が変針。反航を開始するところ。

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珍しい機体がここでやってきました。評価試験機「UP-3C」。全海自航空隊において、該当する形式の機体は、シリアルナンバー「9151」この1機のみ。最新装備の試験などを行う機体になってます。

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「SH-60J」と、「UH-60J」の編隊飛行。北海道では見られないレッドホークが見られるのも嬉しいですね。

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といってる傍に、撮影のSH-60Jが接近。何回もまわってくるのね。

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ちょっとだけ見えた「MH-101」。もうちょっと接近してほしかったんだけど、観閲艦側を飛んで行ったので、遠方に・・・。

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大型ヘリなので、3機編隊ってのもなかなかの迫力。

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「DD103 ゆうだち」の向こうにみえる「MH-101」。

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観閲艦「DDH144 くらま」が見えてきました。

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ここから、再度隊列を整え、訓練展示へと入って行きます。

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